便秘解消!免疫力アップ!腸活

消化⇒吸収⇒排泄のしくみ

腸とひとくちにいっても、内臓としては、小腸と大腸にわけられます。

 

腸の調子が悪いからといって、すぐに命にかかわるわけではありませんが、腸には免疫機能があるので、徐々に身体が弱っていくことになります。

 

腸の健康を保つことが長寿につながることが、最近では理解されるようになってきています。

 

ここでは、小腸と大腸の基本的な役割について説明します。

小腸の役割とは?

小腸は、十二指腸・空腸・回腸の3つに分かれています。

 

長さは5〜7メートルもあります。

 

小腸では、胆汁や膵液(すいえき)などの消化酵素を使って、栄養素を分解しています。

  • タンパク質⇒アミノ酸
  • 糖質⇒ブドウ糖
  • 脂質⇒脂肪酸

 

分解された栄養素の90パーセントが、小腸で吸収されます。

 

小腸の働きのなかには、免疫力もあります。

 

体外には、ウィルスや細菌、病原菌などが無数に存在します。

 

食事や呼吸とともに、それらの菌は体内に入り込みます。

 

これらの菌から、身体をまもる免疫機能が小腸にはあります。

 

たとえば、抗体をつくるリンパ球という細胞の60パーセント以上が、小腸の腸管粘膜に、集中して存在しています。

 

腸に特有のリンパ組織は、腸管関連リンパ組織(GALT)と呼ばれ、腸の4分の1を占めているといわれています。

 

大腸の役割とは?

大腸は、結腸と直腸に分かれています。

 

結腸はさらに、盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸の5つにわかれます。

 

大腸の長さは、1.5メートルから2メートルあり、身長とほぼ同じ長さといわれています。

 

小腸で栄養素が吸収されたあとの残りカスが大腸に運ばれ、上行結腸・横行結腸・下行結腸へと進むうちに水分が吸収されます。

 

固形化した便は、S状結腸で溜められ、排便のときを待ちます。

 

大腸には、食べ物の残りカスとともに、腐敗菌なども集まってきます。

 

大腸の重要な役割とは、老廃物を身体の外に排出することになります。

排便の3ステップとは?

S状結腸に溜められた便が排泄には、3つのステップがあります。

 

この3つのステップを経ることで、便は体外に排出されるのです。

 

第1ステップ:胃・結腸反射

朝、水を飲んだり、ご飯を食べたりすると、便意をもよおします。

 

これは、胃・結腸反射と呼ばれるもので、胃の中に食べ物が入ると、それを受けて下行結腸からS状結腸にかけて、強い収縮運動(大ぜん動)を起こします。

 

この大ぜん動によって、S状結腸に溜まっていた便は、直腸に移動します。

 

大ぜん動は、朝食後、約1時間のあいだに起こりやすいのですが、たった10分から30分しか持ちません。

 

このタイミングを失うと、便秘の原因になります。

 

朝食を食べないと、この大ぜん動が起きるのは翌日になってしまいます。

 

大ぜん動は、自律神経と、胃・小腸・結腸・直腸などの周囲に、1億個もある神経細胞(腸管神経叢)の連係プレイによって起こります。

 

通常は、朝1回、この胃・結腸反射が起こります。

 

しかし、過敏性大腸症候群で下痢に悩んでいらっしゃる方は、胃・結腸反射が過敏になっていて、食事だけでなく心理的なストレスでも反射が起こり、直腸に便が移動してしまいます。

 

過敏性大腸症候群の方は、直腸にわずかな便しかなくても、排泄しないと気分が悪くなり、便意を抑制することができません(http://daichou.com/gerigataibs.htm)。

 

 

第2ステップ:便意という内臓感覚

直腸に便が運ばれると、直腸の壁を便が膨らませ、この刺激が脳に伝わると、便意が起こります。

 

このとき、同時に、腹筋の収縮も始まります。

 

便意は、臓器が発する大事なメッセージを感じ取る「内臓感覚」のひとつです。

 

飢餓や渇き、満腹、悪心や痛み、尿意、性欲などを内臓感覚と呼びます。

 

長年、下剤をつかったり、便意をがまんしたりしていると、便意を失ってしまうことがあります。

 

自然な便意を失われてしまうと、自力で排便することができなくなります。

 

第3ステップ:内括約筋と外括約筋

直腸と肛門には、内括約筋と外括約筋の2つの筋肉があります。

 

内括約筋は、無意識のうちに肛門をしめてくれる筋肉です。

 

外括約筋は、自分の意思で、肛門をしめたり、緩めたりすることができる筋肉です。

 

便意が起こると、肛門の内括約筋や恥骨直腸金が反射的にゆるみ、つぎに自分の意思で外括約筋をゆるめることで、肛門から便が排出されます。

 

 

 

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